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ウラロジの日陰者

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  • 04/27/18:37

07.02.23:10

頭良さそう感を作る

面白さの基準ってのは個々人のものなんで、これもあくまで僕の個人的感想なんですけどね。
つまらなくは無い、でも面白いわけでもないという、絶妙な微妙さを保ち続けているドラマ、【軍師官兵衛】についてちょっと。面白く視聴してる方には申し訳ない。

このドラマ、けしてつまらなくないけれど、ずっと何かが足りないと。そう思っていたんですけど、その一つが、軍師ドラマなのに『頭良さそうな感じ』があんまりしないことなのではないかと。
ドラマの中の官兵衛を見て、お、こいつ頭いいじゃん、と観てるこっちが欺かれること。それが足りない気がするんです。

そもそも頭良い感じをどうやって作りだすかなのですけど、これはとても難しいことですよね。というのも、歴史に残ってる有名な作戦は、すでに僕達は知っているので、今更その年表どおりのことを口で言われても、ふーん…としかならない。
じゃあどうするかといえば、一番簡単なのは、周りを極限までアホにすること。ただこれをやったら、かなり安っぽいドラマに成り下がりそうですね。演出面ではどうも間抜けで現実的じゃ無い気がします。

そこでもう一つ思い当たる手が、軍略に人間味を持たせることだと思うわけです。
つまり、このドラマ内で描かれているこのキャラなら、こんな軍略を思いつきそうだという臨場感です。有名な作戦は年表を見ればわかってしまう。だったら、さもこのドラマのこのキャラが思いついたんですよといわんばかりの臨場感をキャラに持たせてやることが、一番大事なのではないかと。

こういう話をするとき、つい2007年の大河ドラマ【風林火山】を引き合いに出してしまうんですけど。
同じ軍師モノでありながら、【風林火山】と【軍師官兵衛】が決定的に違うのはここじゃないかと思います。
風林火山は山本勘助という軍師が主人公ですが、彼の軍略はそのキャラクターの立ち位置を踏まえているんですね。物語の前半で、勘助は諸国を放浪し、愛していた女性を身ごもった子供ごと殺されるというまさに心が死にそうになる経験をするわけですけど、だから彼の軍略は、人の情を逆手にとって欺くようなタイプのものが大多数を占めている。でも、時にはその情を捨てきれずに粗略が出てくるという、人となりを使った臨場感が機能している。キャラの個性を存分に生かしてさもこのキャラが思いついたように視聴者に思わせること。これが頭良さそう感なんだと思います。だから風林火山の場合、キャラクターがどういう奴かというところを認識させる過程は、かなり大げさに作ってあるように感じますね。それとこのドラマは、対極に居るライバルがさらに主人公を引き立てる機能を果たしているのも大きい。宇佐美定満がまさにそれで、一見穏やかに見えるけれど、時には勘助よりもよほど狡猾で人の情を冷酷に踏みにじるようなシーンが出てくる。こういう積み重ねで、キャラの頭のよさにホンモノっぽさが出てくるように思います。

じゃあ、軍師官兵衛の場合はどうだったかというと、その臨場感がいまひとつ無いように思われるんですね。当然最初っから切れ者であるという風に描かれるのですが、そこに臨場感はあまりない。軍師だから当然作戦を思いつくんですよという、軍師という記号だけを使った薄っぺらな頭良さそう感、これが最も安っぽい部分なんじゃないかと。
たとえば、これから有名な高松城の水攻めをするわけですが、彼にこんな大胆な作戦を思いつかせた経験って、あるいは個性ってなんなのでしょうか。これが曖昧だからこそ、作戦や行動にも必然性が欠けてきてしまいますね。描かれているキャラが行う必然性が無ければ、歴史ドラマではもはやそれは喋る年表以外の何者でもなくなってしまうんじゃないかと、そう思います。

面白いとつまらないの間の壁って言うのは、ほんとに微妙なさじ加減だとは思うのですけどね…。
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07.01.23:51

魔女っこ姉妹の

ヨヨとネネ。

映画公開してたときに劇場で観たのですが、DVDが発売されたのでTSUTAYAで借りて数ヶ月ぶりに観てました。
かなり観やすい娯楽作品だなという感じです。燃やしたり凍らせたり雷落としたり、ところによってスカートからマスケット銃を取り出して相手を蜂の巣にするタイプの魔法が主流の昨今で、この作品の魔法はかなり魔女魔女しいですね。植物とダンスしたり服を変えたり。画面もよく動いて楽しいのと、絵本のような魔法のエフェクトがいい感じ。話自体も変にひねくれてなくて好感が持てます。

ただ、見返してみてやっぱり後半はやや詰め込みすぎなのは否めないかなと。

実はこの作品劇場で3回も観てるのですが、それというのも、一回目観たときどうも腑に落ちなかったからという。

一番妙に思ったのは、ヨヨさんの成長パートのテーマと作品のオチがいまいちかみ合っていないように見えたことです。
どうやら魔女は魔法で死人も生き返らせられるようなので、彼女にとって命は案外軽いものだったのが、タカヒロとのやり取りやビハクのくだり、あと病院の描写で、ヨヨさんが個々人の命の重みを感じて世界を守ろうとするように変わっていく、まではいいんですが。

この作品にはその成長に見合う敵が居ないんですよね。元凶が事件じゃなく、ただの事故なんですよ。

実際のところ呪いを引き起こしていた大本がそもそも人々の自分勝手な願いでしたという展開になるので、その人々が今回の敵役だったといえなくもないんですけど、ただしこのラスト付近の論旨って、あくまでも自分勝手な願いが呪いになって、誰かを思う心が救いになるという構図で、ヨヨさんが命の重みを感じていく描写とそれほど対応していない、あるいはヨヨさんが命の重みを感じる描写が無くても成立しそうだなと思えるわけです。現にヨヨさんは最初っから、泣きそうになるアキちゃんを魔法で喜ばせてあげようとしていたわけで、ちゃんと誰かを思って魔法が使えてるんですよね。
そうなると、あれだけ観客を引き込むように作られているビハクが死に掛かるくだりとかも、単にヨヨさんが世界を守る動機付けとしての働きしかない、機械的なシーンに落ち着いてしまう。それがなんだか勿体無いんですよ。

なので僕は、この展開ならそういう人々の自分勝手な願いを利用して、しかも人一人のことなんぞゴミクズのようにしか思っていない巨悪が居てもよかったのではと思います。

ちなみに最初見たとき僕は、その黒幕が依頼に来たナオの妹なのではと思っていました。


あとは、ヨヨとネネなのにネネさんの活躍が異様に地味とか。

ペッツをアキが持ってた理由がものすごい取ってつけた感とか。

魔力が無いと魔法が使えないと思っているの? と言った割りに、ラストで、この世界は人々の魔力を少しずつ使って動いているんです。今は魔力に満たされているから云々  って、やっぱり魔力が無きゃ駄目なのかよ とか。


かなり良い感じの娯楽映画なのでいろいろ気がかりが残るのが勿体無い。

まあでも一度オチを知ってからは、楽しいとこだけ素直に楽しめましたし、結構好きな部類の作品なのは間違いないので、またそのうち観たくなるのは間違いないと思います。


DVD買おうかなぁ…

07.18.16:47

ゆるい かわらない

81235683.jpeg





















ふら・ふろ絵ですね。
ちゃんと3巻も購入しましたよ。

この絵はその3巻が出る二日前にもぞもぞ描いてて、購入と同時にHPに貼っとこうと思ったんですが、手元に3巻が手に入ったとたんほったらかしになっていたのでした。

しかたないだろふら・ふろすげぇ面白いんだから! 絵なんぞ描いてる場合か!!!
あれで終わりだと思うと僕ぁ、僕ぁ・・・

しかし本当にいい日常物だったなと思いますよ。特に二巻の巻末の『ナイトハイク』とか、僕の中では傑作の域です。
特別なことなんぞ無くていい。 暮らしたくなる。 たまに休日とかにふっと思い立って外に出たりしたくなるね。
後はほんの少しの気のおけない友人が居ればいいや。

カネコマサル先生本当にありがとう!!



うおおおおキュアサンシャイーーーーーーン

おい、「太陽に吼える一輪の花」じゃないのか!!

06.23.02:30

普通じゃない 朝が来て

100623_0115~01.jpg















近頃買ったもの。


【エイリアン9】はOVA観てはまって、ブックオフの105円コーナーに転がってたやつをまとめ買い。
いやぁもう色々狂ってる作品なんですがね。
だいぶ面白く観れます。
イエローナイフのエピソード大好き。大好き。
ちなみにOVAの方はJ.C.STAFFが映像化していて、漫画版であまり密に描いていない部分を汲み取って作られていて、漫画を読んでから改めて観てよくできていることを再確認した感じ。
ちなみにフェチズム分も三割り増し。
もう一周くらいはいけるね。

【リューシカ・リューシカ】
安倍吉俊さんの漫画。しかもフルカラーw
こいつは同人誌から買ってたもので、割と好きな作品で、単行本が出ると決まってからずっと狙っていました。
今日、ゼミ発表が終わってさっそく近所の小さな本屋に一冊だけ置いてたのを購入。
フルカラーなんだけど値段は700円いかない。
ついでに二つある同人誌の話の中から、主に一つめの本からのエピソードがエクストラエピソードとして収録されてて、同人誌持ってない人にも優しい仕様。
たまねぎのエピソードは一つめの同人誌の一話目のエピソードなんですが、これ見て購入を決めた好きな話。
是非どうぞい!

そして大事な話!!

【ふら・ふろ】3巻6月26日発売!!!

ゼミが終わって二度美味し!!!

06.18.00:20

Fooly Cooly

フリクリのブルーレイボックスが発売されるとかなんとかありますが、後輩と全6話ぶっ通しで視聴しました。
買うお金は無いのでツタヤで借りて。
現在旧作オール100yen。美味し!

全話観たのはずいぶん久々だったんですが、やっぱりすげぇ面白い!
全シーンがかっこいいってどういうことなの!!

考えてみると初めて観たのは中学生の時、友達んちでなんだけど、あれから何度観ても面白いんだよね! 


アトムスク まじ男前。
そりゃ惚れるわ。無理もない。