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ウラロジの日陰者

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  • 05/10/04:57

06.09.00:34

ありがとう~って伝~えた~くて~♪

おひさしぶりの更新です。
タイトルで知ってる人は気付かれるかもしれませんけど、NHKの朝の連ドラの【ゲゲゲの女房】がとても良い!!

ニチ朝タイムと同等の生きる糧になりつつあります。

内容、っていうかテーマは本当に王道というか、比較的何の変哲も無いのですが、すごいのはその描き方。
とても地味なんですよ、いい意味で! 素朴でとてもやさしい雰囲気に満ちてるんですよね!
表現の一個一個が絶対にでしゃばってこないんだけど、変わりに丁寧に作りこんだ個々のシーンの空気にやられてしまうというか。
笑いを誘ってくるようなシーンも無理やりに笑わそうとしないんですが、茶目っ気があって思わずクスっとしてしまう。そうした細やかな行き届いた土台の上に、実在の人を基にしていること、キャラの知名度があることなんかをエッセンスとして使う。(先週の、生まれたばかりの子供を見守る存在として目玉の親父を持ってくるとことか) なんというか、激巧。
こんな繊細で難しい作り方をしなくても、もっと簡単な表現方法があるような気がするんですが、あえてこういう方向性を選択して、実際にそれを作りあげてしまっているスタッフ陣にただただ尊敬の念を抱くばかりです。

というかもうOPを観た瞬間に、あ、これちょっとそこらへんのドラマとは違うぞ、っていうのがわかるんですよね。
コマ割から実写になったり、最後にその主人公二人の映像が納まった漫画がちゃぶ台の上に置いてあって、鬼太郎やらねずみ男がそれをしみじみ見ているとことか。
生み出されたキャラクター達もまた主人公二人と一緒に歩んできたんですよね。で、二人の軌跡をしみじみと見守っている。
なんつーかもう、とても暖かい発想というか、そうそうできるもんじゃないと思うんですよね。しかも背中しか見せない! これはやられるわ。

役者さんの方も、ヒロイン役の松下奈緒さんはもちろん良いんですが、水木しげる先生を演じてる向井理さん、素朴で口ベタでちょっとくすぐったい感じがすごく良く出ててハマってるんですよねー。
あと、松坂慶子さんはとにかくすげぇ。とりあえずそこに居るだけで空気が変わっちゃいますね。すごい魅力です。

セリフも良いんだよなぁ。
いいセリフがぽんぽん出てくる。
最近では、水木しげるが赤ん坊に寄り添って言ったセリフがものすごく印象的でした。
戦争で片腕を失ったときもう駄目かと思ったけど、傷口から匂いがしてきて、俺は生きられると思った。
赤ん坊の匂いとおんなじだ。命の匂いだな。
って感じのやつ。
これを思いついたのもすごいんですが、書いてみると恥ずかしいセリフ禁止状態。でもね、このセリフにものすごい説得力が出て、思わず泣かされるほど、このドラマの土台はしっかりしてるんですよね。
人間どうしの会話でだってそうですが、同じ意味、同じ言葉のはずなのに、言った人によって全然説得力が違ったりする。これが内面の『厚み』って奴なんでしょうかね。不思議です。
逆にその『厚み』って奴を、でしゃばらずに静かに、しかし堅実に積み重ねて描き出せる、このドラマってすごいな、と思ってしまうわけです。

もう、観るのが楽しみで楽しみで。
残り何ヶ月だっけかな。
とにかくこの作品が続く限り、気持ちのいい朝が続きそうです。
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05.02.19:24

実家

GWってことで帰ってきましたよっと。
とりあえず明日は地元で飲み。久々に遠方から帰ってきた友人とも会えるので楽しみです。
そん次の日はいつものようにコミティア覗きに行きます。
覗くだけです。
なんかMP3プレーヤーを落としたっぽいので、もし本当に出てこなかったら可及的速やかに買わないと。
音楽がないと集中できない病患者なので。
だから出費は抑えるよ! 頑張る!

ゼミが終わったのでいろいろ観る聞く。

【けいおん!!】
ゼミが終わったら一気に観ようと思ってとっておいたのですけど、なんか心配してたほどでもなかった。
一話目のエネルギーは一期のがでかかった気がしなくもないですが、とりあえず僕が好きなけいおんのまんま。
まあOPのCGは却って逆効果だった気もしますがね。一期の時もバンク使ってたけど、二期はバンクがCGの分、ちょっと気になる感じ。
まあでも、安定して楽しめそうでよかったです。
ああこの軽音との関係なさげっぷり。ドラマとかじゃウォーターボーイズみたいな、なんか特殊で逆境な状況をクリアーしていくタイプの話が今でもちょいちょい流行ってる感じがする中でなんつーか庶民派な青春ものだよなあ。
そこがいいんだけど。
いつだったか、監督だったか誰だったかが、「なにをするでもなくわいわい集まって、たまに練習とかやって、あれ、これ青春じゃね?みたいに盛り上がったりする、そういう感じが出したい」みたいなこと言ってた気がするけど、そのベクトルはかなり上手いこといってる気がします。
とりあえずこの後も見続けますよ。二週遅れだけどな!!!

【荒川アンダーザブリッジ】
ち、ちきしょう。またシャフトに釣られた。

でも、これはシャフトで正解だったよなあ・・・
ちきしょうシャフトは卑怯だ! でも釣られる。大尊敬。

ニノすげぇかわいいし。4話目やばかった。
そしてOPは総じてかわいい。時間がないの今何時 のところすでに本編の倍以上の回数は観てる。
なんだよあの女の子臭!
うわあああああああニノさん、ニノさあああああああん!!!

【ゲゲゲの女房】
朝の連テレ。一人では絶対観逃すけど、今実家だし。とびきりってわけじゃないけど割と面白い。面白いっていうか作り手の思い入れの深さに食われる感じ。OPを観ればだいたいは理解できる。
こういうセンスって、思い入れが強くないとそうは出てこないと思うんだよね。
面白いんだけど毎日観るのきついんだよなぁ;(夜型)
どうにか観れないもんだろうか。

【真夏のオリオン】
映画。近頃の日本の戦争映画って、なんかこういう系多くない?
日本軍人がマジで格好いい系な映画。
いや、内容は面白かったです。
戦闘はほとんど頭脳戦なんだけどそれが格好いいんだよね。

なんというか、こういうテーマの映画が流行るのは時代のせいなんですかね。
現代社会で割と適当にあしらわれていた日本人の民族性っていうか、限界まで振り子を振った結果、そういう本質的な部分を見つめる方向にもう一度振り子が振られたというか。
坂の上の雲もそうだし、名前は忘れたけどほかにも観たやつはありますが、あれほど教育界隈や政治絡みが嫌ってる戦争の話題の中に、生きざまだとか、誇りであるとか、そういうのを見出すエンターテインメントがこういう時代にきて流行るってのは、なんかちょっと皮肉な感じがしますね。
けれども、こういう話がまだこの時代で支持を得るってのは、個人的にはいいことだと思うんだよな。

04.16.02:08

大河について言いタイガー

風林火山以来
少年漫画みたいな篤姫
ほぼコントの天地人ときて
今度はビジュアル系バンド。

この前久々に竜馬伝をつけたのです。

なんつーか相変わらずでした。
別に話は何の変哲もないんですよ。淡々としてて。

でもやっぱりなんかセンス悪いよなぁ。
というかやり方が鬱陶しい。
なにあの画面の色。一体なんの意味が。回想録という形だからちょっと現実味の無い感じに作ったってこと?

いやぁ演出という演出がほとんど破綻してた天地人よりはマシかもしれませんけど。
カッコつけてすべりまくった感じが痒すぎる。
それをカバーするほど話が面白いかというと別にそうでもないんですよねこれが。
土佐勤皇党発足の話の時も、一大イベントでどんなカタルシスな展開になるかと思ってたら、結局上士と下士の確執に話が持ってかれてドン引き。

というかもう登場人物の内面が浅い。マジで。
元々軽いドラマならいいんですが、どうもこれ、描こうとして描けてないパターンぽいんだよなぁ。
それが明暗を分ける。
いけると思って登り始めたら余裕ですべりまくっちゃってるんですけど状態。

ついでに福山竜馬は綺麗すぎる。泥臭さが足りない! もっと人間味が欲しいの!
一方で香川照之さんは一人っきりで頑張りまくってるし。

あーあーあー・
確かに僕は風林火山大好きで、色眼鏡で見てるところがあるとは思うんですけどね。
そろそろ!
そろそろ手堅い大河が観たいんだよ!
というかやっぱりここ数年では風林火山が一番面白いと思うんだけどな。バランスが良かったと思うんですよ。
あとは登場人物の描き方が自分の趣味に合ってただけなのかもしれないけど。
坂の上の雲は抜群に面白かったけど、三年スパンだもんな。
あーあーあー・
ちゃんとした手堅いのが観たいんだよ。ごてごての、がっちんがちんのイロモノじゃない奴が。
鳥肌立つほど魂を揺さぶられる人物描写が観たいんだよ!

03.18.00:08

カブのイサキ

コミティアが終わってはや一ヶ月が過ぎ去り、あー、終わってひと段落したらゆっくり読むんだ、と二巻とも買って楽しみにしていたカブのイサキの一巻がアパートのどこにも無いことが発覚して絶望したあの日から幾日かが過ぎ去りました。
家中の本の山をひっくり返し、床に積まれていた同人誌を友達から譲ってもらったカラーボックスに片付け、布団干して、掃除機かけて、床を雑巾がけまでして探した結果、実家で発掘。

馬鹿な。

そりゃ見つからんわけだわ。

内容というかテイストは芦奈野ひとしさんの前作、ヨコハマ買い出し紀行と似通っているんですが、というか、もうそれが味わいみたいなもんですし。
比べてみると退廃的な空気はちょっと抑え目なのかな。
ヒコーキ漫画ですが、冒険物かと言われるとちょっと違う気がしますね。。

まあ、僕は大好きなんですけどね!

まだ二巻目までで、ヨコハマでの膨大な年月を描いた厚みはありませんが、二巻で新キャラも増えて、これからが楽しみなのです。


ああ、しかし、芦奈野さんの描く女の子って本当に可愛いというか、やばいなあれ。


可愛さって奥が深いと近頃しみじみ思う。


 

03.04.02:50

爆弾に灯りをつけます

三月突入。
さあ春だよ。一年の中でもおそらく一番好きな季節ですよ。

ここ最近、またしてもいろいろ観てました。

水の都の護神ラティアスとラティオスと、平成モスラ1から3まで。
ラティアスとラティオスは大好きでもう何周もしちゃってるんで目新しくは無いけれど、やっぱりこの映画でのポケモンの作画は自分の中ではかなり上のランクなんですよね。カブトプスの海上戦やぬるぬる動くアリアドスなんか鳥肌もの。それだけじゃなくて、ポッポだとかそこら辺に居るポケモンの生活描写も入ってるのが最高ですね。人と一緒に暮らしてるポケモンがかなり自然体な姿で描かれているのがいいんです。心のしずくの顛末、「世界で最も綺麗な光」という位置づけも、ファミリー映画として健康的でとても好感が持てます。何故サトシが大人の階段を昇ったかについては、僕としてはもはや何も言えません。こんちくしょう。

モスラは、あんまりパニック描写が無いのかな。2はジュブナイルものとしてすごく面白かったです。が、1と3はストーリーの主張がうっとうしすぎて大嫌い←
ただまあキングギドラ戦は格好よかったんですけど。タイムカプセルで帰ってくるという展開もつじつまが合っていたし。後の笹の葉ラプソディです。

でも、今回一番の収穫はピクサーのWALL・Eを観れたこと。
まさかこんなに面白いとは! 実はピクサー映画はトイストーリー2以来だったんですけど、やっぱりピクサーは面白かったということを再認識させられました。
何がすごいって、レギュラーキャラであるはずのロボットたちが、ほとんど片言しかしゃべらないこと。レンズや手の動きだけでほとんどの感情が表現されているんですよね。無言劇みたい。こういう特殊なやり口は、東京国際アニメフェアの入選作品みたいな、癖の強いクリエイターの溜まり場みたいなところでならお目にかかることもあるでしょうが、まさかピクサーがやるとはね。
それにさすがはプロの仕事ぶりだなと感じました。ものすごく品がいいんですよ。始まってから30分間の、滅んだ地球でイヴとウォーリーの二人だけのパートだけであと3~4周は見れる。ノスタルジックで退廃的で暖かくてたまんない! 二人がたまんないんっす! 曲のチョイスも渋くて憎いわー。
イヴエロいし。ただの卵型のロボットなのに、なんであんなに可愛いの? 手!

実際ストーリーの背景には、人間に対するかなり強烈な皮肉があるんですけど、最終的にはそれが人間賛歌になっている。
いいですね! ピクサー様の品格を感じちゃう!
DVD欲しいわー。


あ、プリキュアの変身バンク、なんと二人用が用意されていましたね。
あのスタッフ陣は一体どこまで行こうというんでしょうか。
次が待ち遠しくてしょうがありません。