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ウラロジの日陰者

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  • 04/27/15:15

11.30.20:53

縁側に座るじいちゃんのような

縁側に座って庭をゆったり眺めるおじいちゃん。そのひざには猫、あるいは隣に可愛い孫。


うちのじいちゃん家は木造の割りと古い家なのですけど、その庭に面した廊下に安楽椅子があって。
じいちゃんが元気だった頃、よくそこに座っていたのを覚えています。
じいちゃんと縁側と庭。どうしてそんなイメージが確立されたのかは分かりませんが、何故か違和感の無い情景です。

今回行ってきた葛飾区の銭湯の『日の出湯』さんは、まさにそんな庭先でゆったり時を過ごすようなおじいちゃんのような銭湯という印象です。今回で二度目で、初めて行ったのはたしか一昨年の2月だったと思います。ちょうどバレンタインの時期で、番台のおばあちゃんにチロルチョコを貰ったのを覚えているので。
堀切菖蒲園の住宅街の中に、古びた煙突が一本立っていて。
建物に入ると、なんだか動物の匂いがして、どういうことかと思ったら、脱衣場の中に猫がたくさん、我が物顔で歩いていて、暖房の上に陣取っています。

内装は本当に年季が入っているというか、かなりくたびれていて。

木製の梁もボロボロ。水道の配管もボロボロ。蛇口はレバーを押すタイプでそのレバーはガバガバ。
おまけに蛍光灯が少ないために、浴室はかなり暗いのですが、でもね。

不思議とここ、活気に満ちてるんですよね。
隣の女湯の方からは、「こんにちわー」という声がしきりに聞こえてきて、終始楽しそうな談笑が響いてくる。地域のコミュニティーとして、かなり有効に働いているみたいです。

床のタイルはモザイクタイルの一種なのでしょうか。青いタイルの破片を無造作に敷き詰めたような感じのちょっとオシャレなもので、ところどころに貝殻やカニをかたどったものが混ざっています。これね、小さな子と入りに来て、カニのタイルとか探して回ったら子供喜ぶんじゃないだろうか。
浴槽の底面もモザイク画になっていて、魚なんかが泳いでる姿が描かれています。

談笑の活気と可愛い孫を迎え入れるような遊び心。そして猫。
ここって、おじいちゃん家みたいな銭湯だなと僕は思いました。
むしろ最初に書いちゃいましたけど、この銭湯そのものが、縁側で猫を抱いてゆったりと街の時間の流れを見守り続けるおじいちゃんのようです。

古いモノは、いずれ無くなってしまうけれども。
どうかそこに息づく心根だけは、無くならないでほしいと。
そんな願いを抱く銭湯でした。
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06.25.22:37

坪庭に雨が降る

奇しくもおよそ2年前このブログを更新しなくなった最後の記事に、上野池之端の銭湯、六龍鉱泉について書いていたわけなのですが。

今日その六龍鉱泉に入ってきました。これで三回目になりますか。
ちょうど仕事の外部研修で東京駅まで出てきていたので、久々に寄ってみたのです。
本当に久々に根津の町に降りました。

表の不忍通りから一歩裏手に入ると、車も通れないような細道が住宅を縫うように続いてます。とても静か。その路地の一つ、上野動物園の裏側に六龍鉱泉はあるんですが、三回目でも、この路地に迷わされて一発では行き着けませんでした。
ノスタルジックなお風呂屋さんです。

ここのお風呂は前の記事でも書いたとおりで、黒湯の温泉なんですがとにかく熱い。
一度目に入りに行ったとき、知らないおじさんと風呂の熱さについて脱衣場で話したのはよく覚えてます。
とくに深い方の湯船が熱いんですが、今回はなんと肩まで浸かることができました。三回目にしてようやくの快挙です。誰かがうめてったんでしょうか。

このお風呂屋さんでうれしいのは、そんな熱い風呂に入って茹だった後に、縁側に出て坪庭で涼めること。ほんとに小さいスペースなんですがかなり整った庭で、池には鯉が泳いでいます。水面に浮いた葉っぱを口に吸い込んでみては吐き出してる。何がしたいんだろう。

今日は縁側に出ようとしたらちょうどとおり雨が降ってきました。晴れの日に夕焼けを肴に涼むのもいいもんですが、葉っぱに雨粒がパタパタ当たる音と、水の香りを静かに楽しむのもそれはそれで良い感じ。これが風情って奴なんでしょうか。

結局雨は数分であがりました。
店を出るとちょうど雲の切れ間が見えていて、一箇所だけ赤く染まった雲がその切れ間から覘いてました。立ち止まって空をゆっくり見上げるのも随分久々。豊かに心穏やかに生活していきたいものですね。

06.19.00:10

1年以上ぶりになっちゃいました。

IMGP0141.JPG





















ボブ! 久々にブログの更新などしてみるよ! いや、ここんところほとんど日常のことはtwitterで十分というか、それで満足しちゃって長い文章で表現することをだいぶ蔑ろにしてたわけですが、たまにはこういうのもね。

まあほんとのところ、ここ一年で状況がめまぐるしく変わりすぎて日常つらつら書けるような状態じゃなかったってのもあるんですが。

仕事とかあれこれある中でも、なんだかんだでお絵かきだけは性懲りも無く続けてます。で、それにプラスαで近頃嵌ってるのが上の写真に写ってるこれ。『お風呂屋さん』。
もともと街を歩くのが好きだったのと、割と近所に銭湯がある土地出身で銭湯大好きだったのですが、去年学童保育で働いてたときにどうしても汗を流して帰りたくて、久方ぶりに入ったのがきっかけで今色々なお風呂屋さんを廻るのがナウい。僕の中で。最初は職場付近の千駄木や谷中や根津の銭湯を順繰りに繰り返し入ってたのですが、そのうち街歩きに行く先々で銭湯に入るというパターンができて、現在20件ちょいの銭湯を入り比べてる状態。

ちなみに上に写ってるのは北区飛鳥山の『えびす湯』というお風呂屋さん。見ての通りの古い作りで、中も木造、番台式の古い銭湯でしたよ。さすがに許可を取ってまで中を撮る手間・・・あ、いや、風呂上りにビール飲んでてどうでもよくなってただけ。浴室と脱衣所を隔てるガラスが模様入りの飾りガラスになってます。ちなみにサウナが無料。あと、全浴槽にいわゆる入浴剤の日替わり薬湯がブチこまれてるタイプでした。僕の出身地付近には昔、松竹泉と水神湯という二件の銭湯があって、そのどちらもやっぱりここと同じ全浴槽が日替わり薬湯のタイプだったんでずーっとそれが普通だと思ってたんですが、たくさんのお風呂屋さんに入ってみると、実はそれって珍しいタイプだということがわかったんですよね。子供づれとかでにぎわう土曜でも大概のところは基本白湯で、千駄木や谷中なんかの銭湯は、白湯と、漢方薬湯の小さな湯船が併設されてるってのが一般的でした。意外と知らないことがいっぱい。
とにかくお風呂屋さんは個性があってかなり面白いので、入れば入るほど嵌るんですよ。そんなわけでこれからもちょくちょくいろんな場所に入りに行ってなんか書くかもしれませんが、このお風呂屋さんのここが、そっちの店と比べてどうだとか、そういうことはあまり書けないかも。どうも僕のお風呂屋さんめぐりは、知的欲求というより、つぶれっちまった松竹泉の雰囲気を追っかけてるような部分が大きいみたいなので。どうにも銭湯っていうものが、僕の中の美化された懐かしい思い出とがっちりくっついてくれちゃってるみたい。なんかじめって来たな。

荒川線貼っとく↓


IMGP0144.JPG

04.13.19:24

cec5812d.jpeg


















やっとこさ。今うちの裏手のが満開状態ですよ。

ずっと寒いまんまでどうなってんだと思ってましたけどね。

去年の2月だかに描いてた線画に今年の2月の卒研後、勢いづいて背景みたいの描き足して、そのままだったのをこないだから塗ってました。
桜の枝がどうやっても桜っぽくならなくて;
木に咲いてる状態だとどんなものかイメージできるんですが、枝になるともうわからない。
おまけに花がぴらぴらなせいで花形のティッシュペーパーの束みたいだし、ピンクを濃くしたら違う花に見えるという・・・。むずいっ!
桜なんて木に咲いてるならピンクの点々打っときゃいいかみたいに思ってたんですけど、さすがにそんなの通用しませんでした。くっ…!
練習するしかない。


ここのところ、初めて自動車というものを運転して悶絶してるんですけど、みんなあんな厄介な乗り物乗ってるの!
うちには免許持ってる人いなくて、自分も不便してなかったので無しなら無しでいけたらいいかと思ってたんですが、そうも言っていられなくなり始めたので挑戦中。
にしてもMT車はこう、機関車トーマスのいじわる貨車的なものを彷彿とさせる。なんで”ほうふつ”の変換で真っ先に訪仏って出たし。
もうね、動いてやらねー的なね、前へ前へとバックする感じ。
これ、路上とかマジで気が重いよ。
ああ神様仏様ラーマ様どうか。

ともかく始まってしまった以上もはや後戻りはできぬのでやるしかないでする。




追伸 :: とらドラ! 面白いよ!

02.19.15:58

新しい春。

704275c5.jpeg























おひさしぶり様です。11月以来でびっくりですよ。
初めて3ヶ月以上未更新の場合は~ のあれが出ましたよ。

まああれ以降、卒研でてんやわんやしてたのでどうもこうもなかったのですが、おかげさまで、無事卒研発表も終わりました。
とりあえずうちの学科の留年野郎共には人権がないので、本来発表時間9分、質疑応答4分のはずが、質疑応答が9分を超えていくとか波乱もありけりでしたけど、とにかく終わってよかったです。

食べる量が増えました。

今は絶賛引越し準備中。
恐ろしい量の紙ゴミが出て戦慄しています。


ああ、それにしてもいよいよ春も近いですね。
僕が一番好きな季節なんですけども。主にオオイヌフグリが見られたりするあたりに意義がある。
和菓子をほおばる幼女が描ける。
雛人形。
兜飾り。
こいのぼり。

ふう。

春は彩やかなものが多いけど落ち着いた印象が素敵。


上の絵は去年描いてた線画だったのですが、卒研終わった開放感の勢いに乗って背景を付け足したりして遊びました。思わず背景を殴り描くほどにはテンション上がっちゃいますね。
色・・・
色も塗ってみたいな。去年の誕生日にペンタブをプレゼントされたし。
まあこの虫の息となったパソコン様を無事に引っ越せたらの話なんですが。ええ。