01.15.20:53 [PR] |
06.09.00:34 ありがとう~って伝~えた~くて~♪ |
おひさしぶりの更新です。
タイトルで知ってる人は気付かれるかもしれませんけど、NHKの朝の連ドラの【ゲゲゲの女房】がとても良い!!
ニチ朝タイムと同等の生きる糧になりつつあります。
内容、っていうかテーマは本当に王道というか、比較的何の変哲も無いのですが、すごいのはその描き方。
とても地味なんですよ、いい意味で! 素朴でとてもやさしい雰囲気に満ちてるんですよね!
表現の一個一個が絶対にでしゃばってこないんだけど、変わりに丁寧に作りこんだ個々のシーンの空気にやられてしまうというか。
笑いを誘ってくるようなシーンも無理やりに笑わそうとしないんですが、茶目っ気があって思わずクスっとしてしまう。そうした細やかな行き届いた土台の上に、実在の人を基にしていること、キャラの知名度があることなんかをエッセンスとして使う。(先週の、生まれたばかりの子供を見守る存在として目玉の親父を持ってくるとことか) なんというか、激巧。
こんな繊細で難しい作り方をしなくても、もっと簡単な表現方法があるような気がするんですが、あえてこういう方向性を選択して、実際にそれを作りあげてしまっているスタッフ陣にただただ尊敬の念を抱くばかりです。
というかもうOPを観た瞬間に、あ、これちょっとそこらへんのドラマとは違うぞ、っていうのがわかるんですよね。
コマ割から実写になったり、最後にその主人公二人の映像が納まった漫画がちゃぶ台の上に置いてあって、鬼太郎やらねずみ男がそれをしみじみ見ているとことか。
生み出されたキャラクター達もまた主人公二人と一緒に歩んできたんですよね。で、二人の軌跡をしみじみと見守っている。
なんつーかもう、とても暖かい発想というか、そうそうできるもんじゃないと思うんですよね。しかも背中しか見せない! これはやられるわ。
役者さんの方も、ヒロイン役の松下奈緒さんはもちろん良いんですが、水木しげる先生を演じてる向井理さん、素朴で口ベタでちょっとくすぐったい感じがすごく良く出ててハマってるんですよねー。
あと、松坂慶子さんはとにかくすげぇ。とりあえずそこに居るだけで空気が変わっちゃいますね。すごい魅力です。
セリフも良いんだよなぁ。
いいセリフがぽんぽん出てくる。
最近では、水木しげるが赤ん坊に寄り添って言ったセリフがものすごく印象的でした。
戦争で片腕を失ったときもう駄目かと思ったけど、傷口から匂いがしてきて、俺は生きられると思った。
赤ん坊の匂いとおんなじだ。命の匂いだな。
って感じのやつ。
これを思いついたのもすごいんですが、書いてみると恥ずかしいセリフ禁止状態。でもね、このセリフにものすごい説得力が出て、思わず泣かされるほど、このドラマの土台はしっかりしてるんですよね。
人間どうしの会話でだってそうですが、同じ意味、同じ言葉のはずなのに、言った人によって全然説得力が違ったりする。これが内面の『厚み』って奴なんでしょうかね。不思議です。
逆にその『厚み』って奴を、でしゃばらずに静かに、しかし堅実に積み重ねて描き出せる、このドラマってすごいな、と思ってしまうわけです。
もう、観るのが楽しみで楽しみで。
残り何ヶ月だっけかな。
とにかくこの作品が続く限り、気持ちのいい朝が続きそうです。
タイトルで知ってる人は気付かれるかもしれませんけど、NHKの朝の連ドラの【ゲゲゲの女房】がとても良い!!
ニチ朝タイムと同等の生きる糧になりつつあります。
内容、っていうかテーマは本当に王道というか、比較的何の変哲も無いのですが、すごいのはその描き方。
とても地味なんですよ、いい意味で! 素朴でとてもやさしい雰囲気に満ちてるんですよね!
表現の一個一個が絶対にでしゃばってこないんだけど、変わりに丁寧に作りこんだ個々のシーンの空気にやられてしまうというか。
笑いを誘ってくるようなシーンも無理やりに笑わそうとしないんですが、茶目っ気があって思わずクスっとしてしまう。そうした細やかな行き届いた土台の上に、実在の人を基にしていること、キャラの知名度があることなんかをエッセンスとして使う。(先週の、生まれたばかりの子供を見守る存在として目玉の親父を持ってくるとことか) なんというか、激巧。
こんな繊細で難しい作り方をしなくても、もっと簡単な表現方法があるような気がするんですが、あえてこういう方向性を選択して、実際にそれを作りあげてしまっているスタッフ陣にただただ尊敬の念を抱くばかりです。
というかもうOPを観た瞬間に、あ、これちょっとそこらへんのドラマとは違うぞ、っていうのがわかるんですよね。
コマ割から実写になったり、最後にその主人公二人の映像が納まった漫画がちゃぶ台の上に置いてあって、鬼太郎やらねずみ男がそれをしみじみ見ているとことか。
生み出されたキャラクター達もまた主人公二人と一緒に歩んできたんですよね。で、二人の軌跡をしみじみと見守っている。
なんつーかもう、とても暖かい発想というか、そうそうできるもんじゃないと思うんですよね。しかも背中しか見せない! これはやられるわ。
役者さんの方も、ヒロイン役の松下奈緒さんはもちろん良いんですが、水木しげる先生を演じてる向井理さん、素朴で口ベタでちょっとくすぐったい感じがすごく良く出ててハマってるんですよねー。
あと、松坂慶子さんはとにかくすげぇ。とりあえずそこに居るだけで空気が変わっちゃいますね。すごい魅力です。
セリフも良いんだよなぁ。
いいセリフがぽんぽん出てくる。
最近では、水木しげるが赤ん坊に寄り添って言ったセリフがものすごく印象的でした。
戦争で片腕を失ったときもう駄目かと思ったけど、傷口から匂いがしてきて、俺は生きられると思った。
赤ん坊の匂いとおんなじだ。命の匂いだな。
って感じのやつ。
これを思いついたのもすごいんですが、書いてみると恥ずかしいセリフ禁止状態。でもね、このセリフにものすごい説得力が出て、思わず泣かされるほど、このドラマの土台はしっかりしてるんですよね。
人間どうしの会話でだってそうですが、同じ意味、同じ言葉のはずなのに、言った人によって全然説得力が違ったりする。これが内面の『厚み』って奴なんでしょうかね。不思議です。
逆にその『厚み』って奴を、でしゃばらずに静かに、しかし堅実に積み重ねて描き出せる、このドラマってすごいな、と思ってしまうわけです。
もう、観るのが楽しみで楽しみで。
残り何ヶ月だっけかな。
とにかくこの作品が続く限り、気持ちのいい朝が続きそうです。
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