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ウラロジの日陰者

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  • 05/09/13:23

11.30.18:45

儚くて美しい滅びのゲーム

先輩んちでずっとプレイさせて貰ってました。
うちにはwiiが無いもんで。

かなり好みでしたね。面白かったです。ですが、これを楽しくプレイできる人は限られるなぁ…w
一応RPGなんですが、ゲーム性よりも廃墟を探索すること自体を楽しめる人じゃないときついかなと。
戦闘とかもあるんですが、どっちかっていうとダンジョンを彷徨い歩いて小説集めるゲームです。
アイテムに記憶が宿っていて、いろいろな情報が断片的に入ってくるようになってるんですが、そういうのからゲームの背景とか想像しながらプレイするのが面白い。まあ、大変地味です。ええ。


ちなみにプロのライトノベル作家とコラボしてる小説も転がってて、アイテムを全部探し出すと読めるようになってます。【七色クロシェット】っていうんですが、かなりいい出来。浅野真澄氏が朗読してくれますよ。フラジールの三分の一は七色クロシェットと言っても過言じゃない。自分の中で。


このゲームの設定で面白いのは、滅んだ理由が天変地異とか、刹那的なものでは無いという点。人類も自分の死ぬことがわかっていて、思い思いにそれと向かいあっていたようで、緩やかで穏やかな滅びなんですよね。だから世界が滅んでいるのに悲惨な雰囲気はほとんどないんですよ。残っているのは人類だけが抜き去られた静かな世界です。そんな静かな滅びの世界を一人ぼっちで歩きながら、小説を集めて読むというこのシチュエーション。僕は好きですよ。勧められる人があんまり見当たりませんが。知り合いで2、3人ほど思い当たる節があるけれども。
まったくもって、一通りプレイした後もひとりぼっち感を演出するとは、なんとまあ巧妙なゲームだこと。

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